屋上防水シートの種類って?それぞれの特徴や注意点などを解説
お知らせ 2026年02月04日
屋上防水の工法には様々な種類があり、それぞれ特徴やかかる費用などが異なります。屋上は建物の中でも特に雨風や紫外線の影響を受けやすく、防水性能の良し悪しが建物の寿命や維持管理コストに大きく関わりますので、適切な工法の選定が欠かせません。
今回の記事では、「屋上防水シート」に着目し、種類ごとの特徴や、メリット・デメリットなどを解説します。屋上防水シートの種類について知りたい方や、工事の依頼を検討されている方はぜひ参考にしてください。
屋上防水シートとは?
建物の屋上や屋根面に施工する雨水の浸入を防ぐことを目的とした防水用のシート材を指します。屋上は外気の影響を受けやすい部位であるため、防水性能を確保することは建物全体の耐久性や安全性を保つうえで重要になります。
防水シートを下地の上に敷設・固定することで防水層を形成し、屋上から内部構造へ水が入り込むのを防ぎます。施工にあたっては、建物の構造や屋上の形状、使用環境に応じた工法や管理が求められ、適切な施工と定期的な点検・メンテナンスによって、防水性能を長期間維持することが可能になります。
屋上防水シートの種類

屋上防水シートは素材によって分類され、「合成ゴム」「塩化ビニール樹脂」「アスファルト」などの種類があります。
各種類の特徴は以下の通りです。
合成ゴム
合成ゴムを主原料としたシート状の防水材を屋上に施工する工法です。ゴム特有の高い柔軟性によって建物の微細な動きや温度変化による伸縮にも追従しやすい点が特徴です。加硫ゴム系と非加硫ゴム系の2種類があり、用途や施工条件に応じて選択されます。
シート自体が比較的軽量で、下地への負担を抑えやすい点も特徴の一つです。施工面にはシートの継ぎ目がライン状に現れ、押すとわずかに弾力を感じられます。新築・改修を問わず採用されることが多く、コストと施工性のバランスを重視した屋上防水として広く利用されています。
塩化ビニール樹脂
ポリ塩化ビニル(PVC)を主原料としたシート状の防水材を用いる工法もあります。耐久性や耐候性、耐熱性に優れており、紫外線や雨風の影響を受けにくい点が大きな特徴で、長期間にわたって安定した防水性能を維持したい屋上に適した種類です。
シートは柔軟性があり、下地の動きにもある程度対応できますが、溶着や固定方法によって仕上がりに差が出ます。施工面にはシートの継ぎ目が見られ、比較的均一で滑らかな表面になるのが特徴です。合成ゴム防水と比べるとコストはやや高めですが、耐久性を重視する建物で採用されています。
アスファルト
アスファルトを含浸させたシートを複数層重ねて施工する防水工法です。耐水性・耐久性に優れており、防水層が厚く強固に仕上がるため、長期間にわたって安定した防水性能を発揮します。高層ビルや商業施設、マンションなど、大規模建築物の屋上でも採用されることがあります。
施工方法にはトーチ工法や熱工法などの種類があり、アスファルトを加熱して密着させることで高い防水性を確保します。表面は黒っぽい色合いで、硬く重厚感があり、押してもほとんど弾力を感じることはありません。
シート防水のメリット・デメリット

シート防水のメリット・デメリットとしては以下のことが挙げられます。
メリット
工場で規格化された防水シートを使用する工法のため、比較的安定した品質を確保しやすい点が大きなメリットです。もちろん施工においては、一定の知識や技術力が求められますが、下地の影響を受けにくく、コンクリートや既存防水層の上からでも施工できるケースが多いため、改修工事にも幅広く対応できます。
また、あらかじめ一定の厚みと性能のシートを貼り付ける工法であることから、塗膜防水のような塗りムラや凹凸が発生しにくく、仕上がりが均一になりやすい点も特徴です。
さらに、乾燥・硬化を待つ工程が不要なため、天候の影響を受けにくく、比較的短い工期で施工できることも、建物の使用制限を最小限に抑えたい場合に大きな利点となるでしょう。
デメリット
施工性や品質の安定性に優れる一方で、いくつかのデメリット(注意点)もあります。防水シートは規格サイズの材料を貼り付けて施工するため、配管まわりや立ち上がりが多い屋上など、形状が複雑な箇所では施工が難しくなる場合があります。
また、使用するシートの種類や性能によっては、材料費が高くなり、工法によっては初期費用が割高になることもあります。建物の形状や求める耐久性、予算を踏まえたうえで、適切な工法を選定することが重要です。
屋上防水工事を依頼する際には

先述した通り、屋上防水工事は、建物の耐久性や資産価値を長期的に維持するうえで欠かせない重要な工事です。そのため、工法の選定だけでなく、実績と技術力を備えた業者に依頼することが重要になります。
費用の安さだけで判断すると、材料の使用量や施工方法が適切でない場合もあり、施工不良によって短期間で漏水などのトラブルが発生する可能性もあります。業者の経験や信頼性、使用材料の品質、保証やアフターサービスまで含めて確認することで、質の高い施工が実現し、結果的に長期的なコスト削減につながります。
ウォータータイト工業株式会社について
神奈川県川崎市を拠点とするウォータータイト工業株式会社は、神奈川県内および東京都内(大田区・世田谷区など)を中心に、屋上防水工事の豊富な施工実績を有しています。長年培ってきたノウハウをもとに、建物の状態やご予算、用途に応じた最適な防水工法を提案し、確かな技術で丁寧な施工を行っています。
従来の防水工法に加え、改修工事に適した「機械的固定工法」などの最新技術にも対応しており、改質アスファルトシートを用いた工法では、既存防水層を撤去せずに施工できるため、工期短縮やコスト削減が可能です。産業廃棄物や有機溶剤の使用を抑えた環境配慮型のエコ工法にも対応し、新築・改修を問わず幅広い建物で施工を行っています。
屋上防水工事・改修を実施する際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
屋上防水シートについて
屋上防水シートには、合成ゴム、塩化ビニール樹脂、アスファルトなど複数の種類があり、それぞれ耐久性や施工性、費用、適した建物条件が異なります。そのため、単に価格や一般的な評判だけで選ぶのではなく、屋上の形状や既存防水層の状態、建物の用途や将来的な計画まで踏まえて工法・種類を検討することが重要です。
適切な防水シートを選び、正しい工法で施工することで、防水性能を長く維持し、雨漏りや建物劣化のリスクを抑えることができます。屋上防水工事を実施する際は、各種類の特性を理解した上で、技術や知識、実績がある業者に相談しましょう。







