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ビルの雨漏りの原因は?発生時に取るべき行動も解説

お知らせ 2025年06月17日

ビルの雨漏りの原因は?発生時に取るべき行動も解説

ビルの雨漏りは、建物の構造や設備に深刻な影響を及ぼす可能性があります。特にオフィスや商業ビルなどでは、営業活動の妨げになったり、テナントからの信頼を損なったりする恐れもあるため、早急な対応が求められます。

 

この記事では、ビルで雨漏りが発生する主な原因や、万が一雨漏りが起きた際に取るべき行動について解説します。

 

ビルの雨漏りでお困りの方や、雨漏りの発生を未然に防ぎたい方はぜひ参考にしてください。

 

ビルの雨漏りの主な原因

ビルで発生する雨漏りには、様々な原因が存在し、構造が複雑で規模も大きいため、どこから浸水しているのかを特定するのが難しいケースも少なくありません。

 

特に、屋上やバルコニーなどの防水層、雨水の流れを制御する排水設備、外壁と開口部の接合部である窓まわりなどが、雨漏りの発生源となりやすい箇所です。

 

防水層

ビルの屋上やバルコニーには、雨水の侵入を防ぐためにシート防水や塗膜防水などの防水層が施工されています。しかし、防水層は経年劣化や紫外線・風雨によるダメージ、また施工不良などが原因でひび割れや膨れ、剥がれを起こすことがあります。そうした不具合から雨水が内部に浸入し、雨漏りが発生することがあります。

 

特にビルの屋上は日常的に目が届きにくいため、劣化の進行に気付きにくいことが多く、定期的な点検とメンテナンスが必要です。防水層の劣化は早期発見・早期補修を行うことで、修繕費用が抑えられ、二次被害を未然に防ぐことができます。

 

排水設備

排水設備の不具合も、ビルの雨漏りの原因になり得る要素の一つです。屋上やバルコニーには、雨水を効率よく排水するための排水口(ドレン)や縦樋が設置されていますが、それらが詰まったり破損したりすると、雨水が排水されずに滞留し、建物内へ浸入してしまうリスクがあります。

 

特に落ち葉やゴミの堆積は排水不良を引き起こしやすいため、日頃からの清掃や定期的なチェックが欠かせません。また、勾配が適切でないと水がうまく流れず、同様のリスクが生じます。雨が降った後の水たまりや流れの悪さに気づいたら、早めに専門業者に相談することも大切です。

 

※参考
・勾配についての修繕は、難易度が高く、緩和させるまでが一般的です。
また、水はけの悪さを完全に修繕するのは排水口位置から逆算して不陸調整をするため、排水口が複数ある場合は、複数方向への不陸調整が必要になり状況によりますが、状況を緩和させるまでが限度と考えます。

 

窓まわり

ビルなどの建物でも窓まわりの防水不良が原因で雨漏りが発生することがあります。サッシと外壁の間には防水のためにシーリング材が施されていますが、時間の経過とともにシーリング材は硬化・収縮・ひび割れなどの劣化を起こしやすくなります。特に直射日光や風雨にさらされやすい上階にある窓の上部や角部分は、傷みが早く進行しがちです。

 

隙間が生じると、そこから雨水が浸入して、室内のクロスの浮きやカビ、さらには内装材の腐食を引き起こす可能性もあります。雨漏りが確認された場合はもちろん、見た目に異常がない場合でも、10~15年ごとを目安にシーリングの打ち替えや点検を行うのが理想です。

 

その他

防水層や排水設備、窓まわり以外にも、外壁のクラック(ひび割れ)や建物の目地部分、エアコン冷媒配管や換気口などの開口部から雨水が浸入することもあります。そうした箇所は比較的小さく、目視での確認が難しいため、雨漏りの原因として見落とされやすいのが特徴です。

 

ビルの雨漏りを放置するリスク

ビルの雨漏りを放置するリスク

ビルの雨漏りを放置すると、建物全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。最も代表的なリスクは、構造体へのダメージです。雨水が躯体に浸入することで、鉄筋の腐食やコンクリートの劣化が進行し、建物の雨漏りに対する耐久性の低下や電気系統への安全性を大きく損なう恐れがあります。

 

また、雨漏りが原因で室内の壁や天井にカビやシミが発生すると、テナントや利用者の健康被害にもつながります。特にビル内に事務所や店舗が入っている場合、営業への支障やイメージダウン、場合によっては退去やクレームに発展することもあります。

 

さらに、雨漏りの範囲が広がると修繕にかかる費用も増加し、早期に対応していれば最小限で済んだ工事が大規模な改修工事に発展するケースも少なくありません。ビルの資産価値を維持するためにも、雨漏りは早期に原因を特定し、適切な対策を講じることが重要です。

 

ビルの雨漏りが発生した際に取るべき行動

ビルの雨漏りが発生した際に取るべき行動

ビルで雨漏りが発生した場合、まずすべきことは被害の拡大を防ぐ応急処置です。バケツを設置したり、濡れては困る機器・書類などを移動させたりして、被害を最小限にとどめましょう。

 

根本的な解決には専門業者への依頼が不可欠です。雨漏りの原因は、目視で確認できる箇所だけとは限らず、防水層の劣化や排水設備の不具合など複雑に絡んでいることが多いため、的確な点検と適切な修繕が求められます。

 

依頼する業者を選ぶ際には、「ビルの雨漏り調査実績が豊富にあるか」「調査により原因特定し修繕提案までできるか」などをチェックしましょう。

 

過剰な工事を勧めてくるケースや、原因を特定しないまま応急処置のみで終える業者には注意が必要です。複数社から見積もりを取り、工事内容と費用の妥当性を比較するのも大切なポイントです。信頼できる専門業者の選定が、ビルの資産価値維持と長期的な安心につながります。

 

ウォータータイト工業について

ウォータータイト工業について

創業41年の実績を誇るウォータータイト工業は、神奈川県内および東京都内(大田区・世田谷区など)を中心に、建物の総合的な改修工事や維持管理を行っております。防水工事・塗装工事をはじめ、外壁・屋上・共用部などの補修・リニューアルに対応しており、従来の施工方法に加えて、最新技術を積極的に導入することで、品質と機能性の高い施工を実現しています。

 

防水・塗装・剥離・補強・雨漏り検知などの専門的な分野の対応も可能で、すべての工程を自社で一貫して対応しているため、スムーズで高品質な施工と手厚いアフターサポートを可能にしています。

 

大規模修繕からピンポイントの改修まで幅広く対応可能ですので、防水や雨漏り、外壁工事をご検討中の方は、ぜひウォータータイト工業にご相談ください。

 

 

ビルの雨漏りが発生した場合には

ビルの雨漏りは、放置すると建物の劣化を早め、修繕費用が増加するだけでなく、テナント様の不満や信頼の低下にもつながる深刻な問題です。防水層の劣化や排水設備の詰まり、窓まわりのシーリング不良など、原因は様々ですが、早期発見と適切な対処が被害拡大を防ぐ鍵となります。

 

少しでも異変を感じたら、信頼できる専門業者に相談し、現地調査を依頼することが重要です。雨漏りを未然に防ぐために、定期的な点検やメンテナンスの実施も欠かせません。大切な資産であるビルを守るため、日頃からの備えと早めの対応を心がけましょう。

 

 

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