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屋上防水のトップコートとは何?耐用年数や塗り替えの費用などを解説

お知らせ 2025年12月05日

建物の屋上防水を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。中でもトップコートの塗り替えは重要なメンテナンスの一つで、定期的な管理が必要です。

 

今回の記事では、屋上防水のトップコートとは何かをはじめ、耐用年数・劣化症状、塗り替えにかかる費用、注意点などを解説します。

 

屋上防水のトップコートについて知りたい方や、メンテナンスをお考えの方はぜひご覧ください。

 

屋上防水のトップコートとは?

防水層の表面に施される保護塗膜のことで、仕上げ材として防水層を外的要因から守るために施工されます。ウレタン防水やシート防水など、どの防水工法でも基本的にトップコートを塗布し、防水層そのものが紫外線・雨水・熱などの影響を直接受けないようにします。

 

トップコートはあくまで「保護膜」であり、防水機能があるのは下地となる防水層ですが、防水性能を長く保つうえで欠かせないものです。また、トップコートには様々な色があり、建物の外観を整える仕上げ材としての側面もあり、屋上の美観性向上にも寄与します。

 

トップコートの耐用年数と劣化症状

トップコートの耐用年数
トップコートの一般的な耐用年数と劣化症状を解説します。

 

耐用年数

一般的な耐用年数は5〜7年程度とされており、実際には屋上の環境条件や日当たり、雨風の影響を受けやすい立地かどうかによって状態は変わりますが、その期間を目安に塗り替えを行うのが理想的です。

 

特に日照時間が長い屋上や、温度差が大きい環境ではトップコートが早く傷みやすく、適切な時期にメンテナンスを行わなければ、防水層本体の劣化につながる可能性があります。

 

劣化症状

時間の経過とともにトップコートには、様々な劣化症状が現れます。代表的な劣化サインとしてまず挙げられるのが、色褪せで、紫外線の影響により表面の光沢が失われ、白っぽく霞んだような状態になります。見た目の変化だけでなく、防水層を守る力が低下している可能性もあります。

 

劣化が進行すると、表面に細かなひび割れが現れることも多いです。ひびが広がると雨水が浸入しやすくなり、防水層の劣化につながるため注意が必要です。トップコートの表面が浮いたりめくれたり、剥がれたりすることもあり、防水層がむき出しになっている場合には早急な補修が求められます。

 

屋上防水のトップコートの塗り替えにかかる費用

塗り替えにかかる費用
塗り替え費用は、一般的に 1㎡あたり2,000〜3,000円程度が相場とされています。既存の防水層が健全で、トップコートのみを更新する場合は比較的費用を抑えやすい一方、下地補修が必要なケースでは追加費用が発生することがあります。

 

費用に影響する主な要素としては、まず屋上の面積が挙げられ、当然ですが施工範囲が広いほど全体の金額は大きくなります。また、屋上の劣化状況や補修の有無、使用するトップコート材の種類によっても価格は変わります。

 

建物の構造や周辺環境により、施工に必要な足場・搬入経路・作業スペースなどが確保しにくい場合は、追加費用がかかるケースもあるでしょう。

 

トップコート塗り替えに関する注意

注意
耐用年数だけで判断するのではなく、定期的に点検し、実際の状態を確認することが重要です。劣化症状が見られる場合は、早めに専門業者へ相談することで、防水層本体へのダメージを防ぎ、修繕費の増大を回避できます。劣化を放置すると防水機能が低下し、漏水や大規模な改修につながるリスクが高まります。

 

また、防水工事には「5年後にトップコートを再塗布することで10年間保証」といった条件が付くケースもあります。そうした保証条件を理解し、計画的にメンテナンスを行うことで、防水性能を長く維持しながら建物の健全な状態を保つことができます。

 

なお、屋上防水工事を依頼する際には、信頼できる業者を選ぶことが何より重要です。業者選びを間違えると思わぬトラブルにつながることもあります。

 

業者を選ぶ際のポイント

業者を選ぶ際、特に重要なのは「経験と実績」の部分です。屋上防水工事は、専門性の高い工事であり、施工品質は業者の経験や技術力によって大きく左右されます。過去の実績

や施工事例、対応している工法の種類などを確認し、安心して任せられる業者であるかを見極めることが重要です。

 

また、極端に安すぎる見積もりを提示する業者には注意が必要です。相場より大幅に低い価格は、一見魅力的に感じられますが、材料や施工の質が低い可能性もあり、結果的に早期劣化や追加費用の発生につながることもあります。長期的な視点を持ち、適正価格で高品質な施工を行っている業者に依頼することが大切です。

 

屋上防水に関するご相談なら

屋上防水に関するご相談なら
屋上防水に関するお悩みがございましたらぜひ「ウォータータイト工業」へご相談ください。神奈川県川崎市に拠点がある当社は、神奈川県内、東京都(大田区・世田谷区など)を中心にこれまで数多くの屋上防水工事を手がけてきた実績がございます。

 

長年の経験で培った技術力をもとに、建物の状態やご予算、ご要望に合わせて最適な防水工法をご提案しています。従来の工法に加え、コスト削減と機能向上を両立できる「機械的固定工法」 も積極的に採用しています。

 

改質アスファルトシートを用いた工法では、既存防水層を撤去せずに重ねるだけで高い防水性能を確保でき、工期短縮・コスト削減・廃材削減といったメリットもあります。環境負荷の低減にも貢献できる点が評価され、多くの建物で導入が進んでいます。

 

新築から改修まで幅広く対応しており、住宅・商業施設・公共建築物など、多様なご依頼に柔軟にお応えしていますので、屋上防水のことでお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

ウォータータイト工業の屋上防水工事の詳細はこちら

 

屋上防水のトップコートについて

屋上防水のトップコートは、防水層を紫外線や雨風から守り、建物の防水性能を長く維持するうえで欠かせない保護膜で定期的な塗り替えが必要です。耐用年数を目安にしつつも、点検によって実際の状態を確認し、劣化が見られる場合は早めに対処することが、防水層本体の劣化防止に直結します。なお、塗り替え費用は屋上の広さや劣化状況によって変わります。

 

計画的なメンテナンスを続けることで将来的な多額の出費を抑えることにつながります。建物の健全な状態を守るためにも、信頼できる専門業者に相談し、適切な管理を行うことが大切です。

 

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